融人 Harmonia

—— 《融人》 / Harmonia
人間社会に融け込んだもの。人間社会と調和したもの。

目次

《融人》

融人ユウジン

動植物、人工物や無機物、あるいは超常的な存在が人間の姿をとったもの。

《融人》が人間の姿に変貌する前の姿を「原種げんしゅ」と呼びます。
《融人》は「原種」の区分により以下の3種に分類されます。

亜獣あじゅう
動植物が人の姿をとったもの
付喪つくも
人工物や命を持たない自然物が人の姿をとったもの
越境者えっきょうしゃ
《亜獣》や《付喪》が超常的な力を得たもの

——以上の3種を総称し《融人 / Harmonia》と呼びます。

《融人》の多くは人として人間社会に融け込み、人として暮らしています。
あなたの会社の同僚や隣人も、もしかしたら《融人》かもしれません。

《融人》の基本的なTIPS

  • 《融人》とは、 人以外のものが人間の姿かたちに変貌したもの TIPS 人間の姿のときは見た目だけでなく身体能力も人間になっている。
  • 《融人》が人に変貌する前の姿を原種と呼ぶTIPS原種は通常個体名ではなく、種別の総称を使う。柴犬、白鳥、ウツボカズラ、拳銃、マイク、鬼、吸血鬼など。
  • 《融人》は原種により《亜獣》《付喪》《越境者》の三種に分類されている
  • 《融人》の多くは人間として生きていくことを望み人間社会に融け込んでいるTIPS人間社会で暮らす際、自分が《融人》であると明かすことはデメリットが多い。人間として生きていくことを望んでいる《融人》は、特別な理由がない限り、周囲には《融人》であることを隠しているだろう。

原種の特徴

《融人》は人間の姿になっても原種の特徴を残しています。
例えば犬の《亜獣》は嗅覚に優れ、馬の《亜獣》は早く走れます。
時計の《付喪》であれば時間に正確で、スピーカーの《付喪》は大きい声が出せるでしょう。

ただし、《融人》が 人の姿をしている限り、人間の能力の範囲を超えることはありません。 TIPS 《融人》だとしても人の姿であれば人の能力の範疇を超えない。
人の姿のまま、犬と同レベルの嗅覚を発揮したり、馬と同じ速度で走ることはできない。

あくまでも人間として可能な能力の範囲で、その優れた特徴を使えます。

  • 原種の特徴:ルールへの反映
    《融人》が原種の特徴を引き継いだ優れた技能を持っていることは 融化としてルールに反映されています。

原種の力を使う

《融人》が人間の能力の範囲を超え原種の力を使う場合、 肉体を原種の姿に変化させる TIPS 使用する肉体の一部だけを変化させる場合と、原種そのものの姿に変化する場合があり、どちらも任意で行える。 必要があります。
例えばワシの《亜獣》が空を飛ぶには、背に翼を生やし羽ばたかなくてはなりませんし、拳銃の《付喪》が弾丸を撃つには体を銃に変化させる必要があります。

《融人》は自らの意思で いつでも肉体を変化させ、原種の姿になり力を使うことができます TIPS 後述の通り、原種の力を使うことにはリスクがある。だが、人間社会に暮らしている場合、「自身が《融人》であることが明らかになる」というリスクが一番大きいかもしれない。

融人が原種の姿に変化する際、 自分自身や周囲の人々と共鳴し様々な影響を与えます。

  • 原種の力を使う:ルールへの反映
    《融人》が原種の姿に変身し、原種の力を使う場合、 〈オリジン〉という技能を使います。

変身の影響

《融人》が変身して力を使ったり、他の《融人》の力に触れたりすると、感情が共鳴し負荷が蓄積されます。
そして負荷に応じて人間の姿を保てなくなっていきます。
とは言え数回程度の変身なら、元通り人間の姿に戻れるでしょう。

《融人》が短い間で原種の力を何度も使ったり、他の《融人》から大きな影響を受けたりした場合は、肉体の一部が人間の姿に戻らなかったり、とても人間には見えないような姿になってしまったりするでしょう。
場合によっては完全に原種に戻り、人間の姿には二度と戻れなくなってしまう可能性もあります。

  • 変身の影響:ルールへの反映
    《融人》が人間から離れ、原種へと近づいていく状況は 〈∞共鳴〉の技能レベルの上昇で表します。
    《融人》がセッション終了時に逸脱している場合は人間の姿ではいられなくなってしまいます。