ガイアケア 1話:喫茶店

はじめに
荒くれものが多く住まう無法者の街 。その商店街の一角に5階建ての雑居ビルが建っている。
喫茶店、不動産屋、いかがわしいマッサージ店……ここに集う住人たちは様々な事件に巻き込まれていく。今回は一階で喫茶店を経営する2人組の物語——。
シナリオ情報
▍推定プレイ時間
2時間~3時間
▍推奨プレイ人数
2人
▍舞台
現代・日本
共鳴者たちは、融人が起こす事件の解決や、危険な融人の討伐を生業とした『融人保護官』という職に就いている。
しかし、融人保護官を専業にするには収入面で心もとないため、共鳴者たちは下町でカフェ経営を兼業している。
共鳴者作成の手引き
HO:保護官
あなたは人間の融人保護官である。
融人保護官とは、反社会的な融人の捕獲・討伐などを行う民間人の総称である。
基本的に、民間人からの依頼や企業との業務委託形式で仕事を請け負う。
また、融人保護官は業務のサポートに相応しいと判断した融人を雇用することができる(原則一人まで)。
あなたはHO:融人を雇用し、二名で依頼に対応している。
HO:融人
あなたはHO:保護官に雇用されている融人である。
HO:保護管に雇用された融人は自身も融人保護管となり、雇用主の責任の下に業務のサポートを行う。
あなたとHO:保護官の出会いは自由に設定していい。
関係性はそれぞれに委ねられるが、業務には意欲的であることが前提となる。
また、あなたが起こした不祥事の責任は全てHO:保護官が負う。
主なNPC
管狐 / 仙狐
20代男性の姿で現れる狐の越境者。
日本の伝承では『狐憑き』の一種として語られる。
主に家に取りつく怪異として語られており、本シナリオで管狐を名乗った融人は、幻覚能力を駆使して一家を崩壊させる越境者であったようだ。

カシャ / 相談者の女子高生 / あらゆる猫の怪異
20代前半の女性の姿で現れる猫の越境者。
人類の根絶を望む越境者の集団『Bremen Harmonix』の構成員であり、中核メンバーの一人。
本来の名は存在せず、カシャというのも日本で語られる猫の怪異『火車』を騙り、適当に名乗っているだけのようだ。
原種のころより他を隔絶した異能力を備えており、世界各国で伝承される化け猫の多くは、彼女の原種に関連があると言われている。