プロローグ

ここは無法者の街『空崎市』。連日連夜いたる所で喧嘩や小競り合いが絶えない猥雑な街だ。
警察はまともに機能していない。しかし、この街には人知れずトラブルを解決する者がいるらしい。
それは、商店街の一角に小さなカフェを経営する人と融人の二人組なのだそうだ。

導入➀
― 保護官 ―

シーン:鮫島一家

{HO1}は、街並みにそぐわない伝統的な日本家屋を訪れている。
保護官がカフェを営む、空崎市一帯を縄張りとしている指定暴力団『鮫島一家』の事務所に呼び出されたのだ。

鮫島一家はいわゆる極道であり、任侠に基づいて行動する古典的なヤクザである。
保護官はこの鮫島一家の組長と面識があり、融人絡みの事件があると呼び出されることがあった。
鮫島一家に世話になったこともあるだろう。
融人保護官の業務は、無法を許されるなどの特例が認められるわけではない。しかし法を遵守しながら融人の捕獲・討伐するのは非常に困難だ。
そんな時、手を貸してくれるのが鮫島一家である。

組長

「いつもすまんね。ウチには腕の立つのはチラホラいるが、いかんせん頭が足りねえ連中ばかりだからよう」

そう言って保護官の前に座るのは、鮫島一家の組長である。
今回呼び出されたのは、組員が親族ごと襲撃を受けているという一件のためだ。
同業の仕業ではないとすでに調べがついており、どうやらカタギの犯行らしい。

組長

「まぁそういうわけで、ウチの組員が家族ごとやられてんのよ。ヨコのもんが襲撃にきたかと思ったがどうやら違うようだ。とは言ったものの、カタギがウチと分かってやるとも思えん。もしかすると融人絡みかと思ってお前さんを呼び出したわけよ」

そう話す組長の背後に、保護官が初めて見る組員が立っていることに気を取られる。鮫島一家と交流が深い保護官は、常駐の組員のほとんどを知っているはずだった。
見知らぬ組員について言及すれば、新人を拾ったのだと話される。

組長

「コイツは最近拾った野良よ。ウチと睨み合ってたヨコのもんのエモノだったんだが、行き場がねえってんでウチで飼ってやってんのさ。お前たちのいう『付喪』……だったか?」

組員の原種については、スナイパーライフルだったらしいと教えられるだろう。
鮫島一家は、このように行き場のない融人をかくまうことがある。
基本的に、融人はしかるべき行政手続きを経て人として暮らすことになるが、社会に害をなす可能性がある者はその限りではない。銃火器の力を行使して、前科を作った付喪であれば、市民権を得られない可能性は十分にあるだろう。
付喪の男は、座っている保護官を見下ろしながら睨みつけるばかりで言葉を発さない。
もし、語りかけるのであれば無視されるが、代わりに組長が応対する。

組長

「行儀に関しては勘弁してくれ。まだ社会ってもんが分かってねえみたいだ。そのうち教えるさ」

そう言って微笑む。
組長との面会で、共鳴者がどのような会話を繰り広げても構わない。
どのような場合であっても、会話は以下のように締めくくられる。

組長

「お前さんが先に見つけたらやっちまって構わねえが、ウチが先に見つけた場合はケツ取らせるがいいかね? 手柄はやるからお前からお上に報告してくれや」

今回の呼び出しは忠告であって依頼ではなかったようだ。
保護官からそれ以上の用がなければ、自身の営業するカフェの開店準備に向かうべきだろう。

導入➁
― 融人 ―

シーン:商店街

{HO2}は、駅前から伸びる商店街を歩いている。
自身を雇用する{HO1}が経営しているカフェに出勤するためだ。
融人は、元は何かしらの動植物、もしくは無機物であった。
ある日、目が覚めると体が人間になっていたのだ。
その後の保護官との出会いは共鳴者たちに相応しい物語があったはずだが、いずれにしても保護官に雇用された融人は、業務のサポートを行わなくてはならない。
本来、融人保護官の業務外までサポートするかどうかは任意なのだが、保護官が経営するカフェは相談窓口も兼ねているため、飲食店の従業員も兼業させられている。

融人はカフェへ向かう道すがら、様々な人間に声をかけられる。
例えば、元が草食動物だった者であれば、陽気な八百屋の店主がおすそ分けをくれるかもしれないし、肉食動物であったならば、切り落としなどの余り物をくれるかもしれない。
付喪であるなら、自身に無関係だとしても機械修理の相談を受けることもあるだろう。

朝飯前の事件

空崎市の商店街で、事件が起こるのは日常茶飯事である。
今日も朝一から、何かしらの事件が起きたようだ。DLは融人共鳴者の設定に合わせ、小さなハプニングを起こして、それを解決させると良い。特に思いつかない場合は下記のリストから選びながら進めても良い。

出勤中の会社員がイヌの亜獣からひったくりにあっている
➡犯人を確保することで感謝される。ちょっとしたお礼を貰えるかもしれない。

魚屋の商品がネコの亜獣に持ち去られている
➡犯人を確保することで感謝される。ちょっとしたお礼を貰えるかもしれない。

小学生男子がナイフなどの刃物を用いて喧嘩している。
➡凶器の使用を指摘することで仲裁できる。使用していた刃物を貰えるかもしれない。

粗暴な融人と人間の不良が、周囲に被害を出すほど激しい喧嘩している
➡仲裁することで2人と縁が出来る。後に共闘することがあるかもしれない。

因縁のある融人、もしくは好敵手のような融人に絡まれる
➡戦闘に勝利するだけで特に報酬はない。後に共闘することがあるかもしれない。

好意的に付きまとってくる融人に追いかけられる
➡逃げ切るだけで特に報酬はない。後に予想外の助力があるかもしれない。

いずれにしても空崎の商店街は融人を好意的に受け入れている。
トラブルに対応した後は、保護官が経営するカフェに急ぐべきだ。

導入➂
― 襲撃 ―

シーン:カフェ

共鳴者たちは商店街の脇道に小さなカフェを構えている。
鮫島一家との会合を終えた保護官が仕込みや開店準備を行っている最中、融人が出勤する形で合流となるだろう。この場でどのような会話が繰り広げられるかは、各共鳴者に任せられる。

会話がひと段落したとき、玄関扉が破壊され、店内の中ほどまで吹き飛んでくる。
扉がなくなった入口には身の丈2mを超える大男が立っていた。
その男は一見すると人間だが、顔のところどころが灰色に変化しており、両頬には筋状の切れ込みが5本ずつ入っている。
大男は、入り口をくぐると大声で怒鳴り始める。

大男

「こんなところに融人保護官がいたとはなぁ!! お前たちに狩られた兄弟の敵を討ってやる!」

共鳴者たちが戦闘行動を開始した時点でDLはラウンド進行の開始を伝える。
また、経験豊富な共鳴者であれば、過去に“サメの亜獣”を討伐したことがあるかもしれない。
その場合、攻撃➀の情報を知っているだろう。

戦闘:サメの亜獣

戦闘の終了条件

討伐または捕獲

討伐、捕獲などをした場合、改めてこの大男が何者であるかを調べることができるだろう。
大男をよく観察すると、瞬膜とエラが5対あることから“サメの亜獣”と断定できる。
亜獣は普段は人間の姿をしているが、原種の能力を使用する際には体の一部を変貌させなくてはならない。
短期間で変貌を繰り返していると、この大男のように完全な人間の姿に戻れなくなっていくことがある。
共鳴者たちは、原種と人間が入り混じった姿に共鳴してしまう。
共鳴判定(強度8/上昇1)
∞共鳴感情:[本能(欲望)、憧憬(理想)]

捕獲、討伐した後は警察の仕事である。所定の部署に連絡することで、身柄の引き渡しが行われるだろう。
このとき訪れるのは、警備局特異対策課の五十嵐という刑事だ。
五十嵐と共鳴者たちは面識があり、このような事件の解決後に何度も顔を合わせている。
身柄の引き渡しを終えると、五十嵐は最近起きている一家離散事件についての情報を共有してくる。

五十嵐

「最近、良好な家族関係だった家庭が唐突に崩壊する事件が相次いでいる。急に離婚したり、穏やかだった旦那がDVしたりなぁ……。融人がらみのようで調査が難航しているんだ。一応、お前らにも共有しとこうと思ってな」

そう言い残し、事後処理を終えた五十嵐は去っていく。
とにもかくにも、共鳴者たちは破壊された入口を修理しなくてはならない。

依頼
― 狐憑 ―

シーン:カフェ

修理したての扉が再び破壊され店内に倒れ込む。
今度は事故のようであり、来店した者はすぐさま謝罪する。
来店者は、近隣の高校の制服を着た女子高生だった。

少女

「助けてください!!」

そう言ってすがりつく少女に事情を聞くと、彼女の家族が今朝突然おかしくなったという話をされる。

少女

「ここに融人保護官のお二人がいると聞いていました……。家族に取りついた何かを退治してくれないでしょうか……! どうかお願いします!」

なぜ警察ではなくカフェに来たのかと問えば、商店街の者たちから「共鳴者たちを頼れ」とアドバイスされたそうだ。これは、共鳴者たちが住人の信頼を得ている証かもしれない。

さらに事情を深く聞くと、被害状況を伝えられる。

少女

「先ほど朝帰りした父が突然殴りかかってきたんです。父は私だけでなく母や弟にまで暴力を……。それに、最初は抵抗するだけだった二人も包丁やバットを持ち出して殺し合いを始めたんです! 私たちの家族は、夕食を必ず一緒に食べるほど仲が良かったんです。だから絶対に普通じゃない! でも、警察に行ってしまったらみんな逮捕されちゃうでしょう……? それで困っていたら、商店街の皆がここを頼れと……」

この事件に融人が関与しているのであれば、融人保護官の領分である。
しかし、現状では融人の仕業かどうかがわからないため、まず調査する必要があるだろう。
共鳴者たちは彼女の案内で家に向かうことになる。

家族
― 罠 ―

シーン:依頼者の家

少女の家は、住宅街にある一般的な二階建ての一軒家だった。
呼び鈴を鳴らすと、家族が揃って笑顔で出迎える。
出迎えた家族たちは傷などを全く負っておらず、少女の証言と一致しない。
家族は少女を家まで送ってくれたことに礼を言い、共鳴者たちを帰そうとするが、少女は助けを求めるような眼差しを向けている。

もし、交渉に長けた共鳴者が中に入れてほしいと頼めば、入れてくれるかもしれない。

夕食の準備ができたところだったようで、少女も交えて食事をすることになる。
共鳴者たちは手持無沙汰に観察するかもしれないし、どうにかして家の調査をするかもしれない。
いずれにしても、食卓がある1階のリビングには暴行の形跡や違和感を感じることはできない。

二階には部屋が3つあり、父と母が共同で使う私室、子供部屋、クローゼットが多く置かれた物置として扱われている部屋に分かれている。両親の私室には、家族写真などが飾られており、少女が言うように良好な家族関係を築いていたように見える。しかし、観察眼に優れた共鳴者であれば、その写真に少女が写っていないことに気付けるかもしれない。子供部屋は一見して普通の様子に見えるが、洞察力に優れた共鳴者であれば、女子高生の私物が一つも見つからないことに違和感を覚えるかもしれない。
物置となっている部屋は4畳ほどの洋室で、クローゼットや棚の合間に置かれたペット用ケージの中に小さなキツネがいる。
このキツネは手のひらに乗るほど小さく、子ギツネにしても違和感を覚える大きさだ。
目敏い共鳴者であれば、子ギツネの首にかけられたタグに気づくことができるかもしれない。
タグにはローマ字で Bremen Harmonixブレーメンハーモニクス と書かれている。

部屋を出ようとする、もしくは子ギツネに触れようとすると、1階で穏やかに食卓を囲んでいたはずの家族が突然現れ、共鳴者たちに襲い掛かる。
包丁で刺す、バットで殴打するなど1D4ダメージ相当の攻撃が3人から一斉に繰り出される。
共鳴者はこれに対し、回避・防御のリアクションをすることができる。初撃をしのいでから反撃する場合は、相手の無力化を目標とし、絶命させないよう注意しなくてはならない。
共鳴者たちが家族の不意打ちに対処していると、ケージから声が聞こえる。

「融人保護官とはめんどくせえな。まぁいいさ。俺の領域に入ったからには生きて帰さねえ。俺様は仙狐せんこ管狐くだぎつね。そこらの亜獣と一緒にすんなよ? 歴史と格がちげえからよ」

子狐の姿が成人男性に変貌し、ケージは姿を変えて衣服となった。
その他の家具はいびつに変形し、部屋中を蠢きだす。
このような超自然的な能力を持っているのは亜獣や付喪ではない。
生まれながらにして異形、異端の動植物。それらが人間の姿を手にした『越境者』との戦闘が始まる。

共鳴者たちが少女の家族を無力化していない場合、家族を戦闘に参加させても良い(戦闘:管狐を参照)。
戦闘に参加させない場合、家族は突然意識を失う、部屋の外に追い出されるなどして処理すること。

戦闘:管狐 / 狐の越境者

戦闘終了条件(開示用)

管狐の討伐・捕獲

真の戦闘終了条件

共鳴者1名が部屋から離脱し、幻覚有効範囲外からの狙撃を行う

管狐は解除不能の絶対的な幻覚を見せている。
もし共鳴者が全て幻覚であると気づいても、もう一つ解明しなくてはならないことがある。
それは幻覚の有効範囲や対象、発動条件である。

管狐の幻覚は一定の範囲内にのみ作用し、範囲の外に出れば幻覚の影響を受けることがない。
幻覚が見えなくなるまで管狐から距離を取る場合、その有効範囲が半径300mほどであることが分かっていい。
幻覚の範囲外から管狐を討伐するには遠距離からの狙撃が必要である。
聡明な保護官であれば、鮫島一家の新人にスナイパーライフルの付喪がいたことを思い出せるかもしれない。その場合、彼の協力で遠距離から狙撃することが最も有効であると気づくだろう。
スナイパーライフルの付喪は、鮫島一家に連絡してから5ラウンド後に到着する。
1名が部屋に残って管狐の気を引き、窓際に誘導することで狙撃の機会を得ることができる。

部屋に残った共鳴者が、窓際への誘導に相応しい判定に成功し、同ラウンド内で狙撃に成功することで管狐を討伐できるものとする。
スナイパーライフルの付喪は肩から腕を銃身に変形させ、耳をスコープに変形させる。
狙撃を担当する共鳴者は 〈★射撃〉 にダイスボーナスを3付与し、五感・器用・真価を判定値に設定してダイスロールを行う。

管狐を討伐すれば、全員の幻覚が解けて正気に戻る。まだ意識を保っている少女の家族がいた場合、その場で気絶する。
少女は、管狐を引き付けていた共鳴者に礼を言うだろう。
この時点で、少女を疑うことができなかった、もしくは指摘しなかった場合は、唐突に家屋が劫火ごうかに包まれる。
END:B 未達

もしこの時に、少女が被害家族と無関係であると指摘するなど、覚えた違和感を明確に態度に示した場合、少女は態度を変えて共鳴者を称賛する。➡火車

火車
— Bremen Harmonixの脅威 —

シーン:依頼者の家

少女

「二人ともありがとう。この感謝は皮肉ではないよ。裏切り者の狐を処理したかったんだ。コイツは色々と知ってしまっていたからね。お礼は……その家族を助ける時間と君が逃げる時間をあげよう」

そういうと、炎のトンネルが玄関までの脱出経路を示すように展開される。
共鳴者が少女の正体や組織(Bremen Harmonix)について言及すれば名だけ明かして去っていく。

カシャ

「私はカシャ。君たちが越境者と呼ぶ者だ。今日は融人保護官の仕事を見学に来ただけだから、これ以上何かをするつもりはないよ。でも……いずれ我が音楽隊は人間の位地を奪いに行く。またね」

そういうカシャは炎をまとった獣人に見えた。
渦を巻く炎は自在に動く尾のようで、頭部から伸びる三角の劫火は動物の耳に見えなくもない。
足元にはくるぶし付近で回転する火炎車かえんぐるまが絶えず火花を散らしてる。
女の目は、人間に対する復讐の炎に燃えていた。
その炎を見ると、彼女の怒りに共鳴してしまいそうになる。
共鳴判定(強度5/上昇1)
∞共鳴感情 :[(欲望)(情念)に類する全ての共鳴感情]

一帯に火柱が立ち並ぶ。それらに気を取られた隙にカシャと名乗った越境者は姿を消していた。
カシャを追うことに意味は無いだろう。まずは、被害者家族を避難させるべきだ。
カシャが展開した炎のアーチを潜れば、燃えさかる家屋から家族を救助することができる。
火事は消防に、あとの処理は後に訪れる警察に任せればいいだろう。➡END:A 達成

END

END:A 達成

無事に被害者家族を避難させて事件を解決した共鳴者たちは、現場に到着した五十嵐から感謝されることになるだろう。
カシャのことを話せば、警察でもしばしば議題に上がる犯罪集団について語られる。

五十嵐

「『Bremen Harmonix』って言えば、近年世界中で事件を引き起こしている犯罪集団だよ。素性が全く知れねえってんだが、もしお前たちが出会ったのがそれなら、融人で構成された者なのかもしれねえ。この情報はでけえぞ」

後日、被害者家族がお礼に来るだろう。
今回の依頼は越境者に騙されたものだった。しかし、被害者家族を救ったことは事実である。家族たちは偽の依頼人の代わりに報酬を支払うというが、これを受け取るかどうかは共鳴者たち次第だろう。

ここは無法者の街『空崎市』。連日連夜いたる所で喧嘩や小競り合いが絶えない猥雑な街だ。
警察はまともに機能していない。しかし、この街には人知れずトラブルを解決する者がいるらしい。
それは、商店街の一角に小さなカフェを経営する人と融人の二人組なのだそうだ。

END:B 未達

突如、家屋が発火する。火の勢いはとても自然発火したものだとは思えないものだ。
すぐさま脱出しなければ共鳴者たちも焼けてしまう。
もし、少女を助けようとしても、炎に遮られて分断されてしまう。
少女の悲鳴と、全身が炎に包まれるシルエットを見て、救助は既に無意味だと判断するしかない。
共鳴者もすぐに脱出しなければ、劫火によって命を奪われてしまうだろう。

共鳴者が命からがら脱出した後、燃え盛る炎は駆けつけた消防によって鎮火される。
今回の事件は、警察によって放火として処理されるだろう。
共鳴者たちは、融人事件をよく知る五十嵐の助けによって、事情聴取のみで解放されることとなる。

共鳴者は、いずれ車道の対面を歩く女子高生の集団に、あの日全身を焼かれたはずの少女とよく似た女を見るだろう。そのとき、もし彼女と目があったなら、女の目は人間に対する復讐の炎に燃えているように見えるかもしれない。